首のつらさ | 交通事故治療ガイド

　交通事故に遭ってしまい、頚部にツラさが出てしまう方は9割に上ります。
（当院通院患者様の症状から）

 

　その中でも、一番多いのは、後屈といって、上を向く動作の痛みです。
この動作で痛みがある場合、背中の筋肉まで影響がありますので、
上半身全体的に治療をしていかないと、なかなか治らないかもしれません。
また、これは全ての痛みに関係しますが、姿勢が悪い方だと、
治りにくいという評価もあります。

　姿勢が悪いと、頚部の筋肉に余計な負担を掛けてしまいますので、通常の負担を5とすると、姿勢が悪いだけで、負担が7とか8とかになってしまいますので、それを0にするには、
やはり時間と労力が必要となります。

 

　次に多いのは、回旋といって、振り向く動作です。この動作で痛みがある場合は、首の横から前に繋がる筋肉、
後ろから肩に掛けての筋肉と、肩首全体的に影響が出てきます。

 

　三番目に多いのは、前屈といって、下を向く動作の痛みです。この動作では、首の前面の筋肉が主に働きますので、
頚部から鎖骨や胸骨といって、胸の骨に繋がる筋肉の治療が必要となってきます。

 

　その他にも、色々なパターンの痛み方、ツラさの出方があったり、混合している場合もあったりします。いずれの場合も、交通事故の治療は比較的、患者様ご本人が思っているよりも時間が掛かる場合が多いです。気長にといっては怒られるかもしれませんが、
長期戦になることを覚悟して、しっかりと治していくことをオススメします。

 

 

　当院に通われている患者様の中には、過去に交通事故に遭った経験があり、その時にしっかりと治療を受けず、
今になって痛みが出て来たり、疼いていきたりという方も中にはいます。当院では、その様な事にならないように、
治療をしていくことを推奨しております。

 

ご相談等がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。