同乗者でもケガの差異がある？ | 交通事故治療ガイド

交通事故に遭われた方で、同乗者と比べて症状が重く、保険会社の担当者や、よりによって、運転者にも

詐病を疑われた方がいらっしゃいました。しかし、整形外科や当院でもしっかりと診させてもらい、はっきりとした症状が出ていました。

では、なぜこのような事になったのでしょうか？

 

衝撃は乗っていた場所、ぶつけられた方向、その時の姿勢や意識によって変わる。

 

①乗っていた場所によって、シートベルトのかけ方が変わります。その為、痛みのでる場所が変わることがあります。

 

②ぶつけられた場所によって、衝撃力は全く異なります。以前、バスに乗っていた方が来院されましたが、

　一番後ろの席に座っていた所、後方から追突されたそうです。患者様はむち打ち症状が出て病院に運ばれましたが、

　運転手さんは無傷でした。

 

③事故にあった瞬間、ぶつかってくる車が見えている人と見えていない人では、「準備」ができる・できないの差が

　出てきます。その為、寝ていたり、下を向いている人の方が重症化することが多いです。

 

このように、同じ車両に乗っていても、症状の差異は必ず出てきます。

周りが痛みを訴えていなくても、身体に痛みがあるのでしたら、堂々と治療を受けましょう。

当院では、そのような患者様をしっかりと守っていきます。