診断書は印籠のようなもの | 交通事故治療ガイド

　交通事故治療において、診断書とは水戸黄門さまの印籠のようなものです。

これがないと、治療が進められないというのが、整骨院や保険会社の本音のところです。

 

　整骨院に関しては、保険会社の許可が下りれば、可能性がないわけではありませんが、最近では極々稀です。

保険会社に関しては、これも極希にひと月くらいの治療でしたら、認めてもらえたことがありますが、

基本的に診断書がないと、会社の決済が下りなくなるのだと思われます。そのため、治療をさせてあげたくても、
会社のGOサインが出ない状況では、降ろせる許可も降ろせなくなってしまうのです。

これは、万が一、治療終了後に痛みや障害が残ってしまった場合、診断書がないと、証明する物がなく、
補償ができなくなってしまうからです。この様な状況になってしまうと、担当者個人では
どうにもならない補償内容となってしまうはずです。それではしっかりとした償いをできなくなる恐れがあり、
余計トラブルの基になってしまいかねません。お互いにそのような問題を回避するためなのです。

 

　交通事故に遭ってしまったら、まず整形外科に行って、診断書をもらって下さいと言われるのはこのためなのです。

お互いの安心のために、診断書はもらっておきましょう。