痛みのでかた | 交通事故治療ガイド

交通事故でお身体を負傷されると、一番酷いところは直後から出始めるのですが、ご自身でも気付かないうちに負傷している場所も

存在することがあります。事故直後は、交感神経が優位になっていて、いわゆる「戦闘モード」になっています。

そのため、痛みを感じにくくなっていることが、ひとつに挙げられます。

その他にも、人間の脳は、痛みの強いものを優先して治すように働きかけるので、最初のうちは全く気にならなかったのに、

数日経ってから痛みを感じるようになったという声をしばしば伺います。

最初に痛みを感じていた場所が、数日して、少し回復するなどして、他の場所に痛みが出始めたり、

数日して気付いてない場所が悪化してきて、痛みが出始めたりと、理由は様々ありますが、事故から少し経ってから、

痛みが出ることがあります。

 

事故から数日経過していても、そのように新たな痛みが出たら、必ず整形外科に行き、診断を仰ぎましょう。

診断を受けていないと、治療を受けられないない場合があります。その様なことのないように、早めの受診をお勧め致します。

また、患者様で良くあるのが、「もともと肩こりが…。」とか、もともと「腰痛持ちで…。」と痛みを訴えない方がたくさんいます。

比べるのは、事故の前と後で痛みが増しているかどうかです。もちろん、肩こりや腰痛が影響してないわけではないですが、

逆に言えば、事故の影響もないわけではありません。痛みが増しているようでしたら、必ず申告しましょう。